ときめいて子育てを

 

 
                                   
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 12月27日(木)晴れ
 クリスマスコンサート、もちつき、クリスマスと子どもたちには楽しいことだらけの年末だ。
 古い園舎の取り壊しから保育園の建設、仮設園舎の撤去と続いたこの2年の間に、処理すべき廃棄物もあちこちに溜まってしまったが、市営のごみ処理焼却場は事業所の廃棄物に対する制限が厳しいので、産廃処理施設を利用するほど経営にゆとりのない保育施設などは、言うに言えない悩みがいっぱいである。この歳末は職員と廃棄物の鉄とプラスチックの分別や処分に幾日も腕力を使った。老人の仕事にしては少しきつかったかな。まあ餅つきくらいにしておきたいものだ。

 そんなことを言いながらも、廃棄するすのこを大ハンマーでぶち壊しながら、ひらめいた思いつきで、いいものを作った。
 捨てる古い傘を骨だけにして、8種類の紙飛行機を糸で吊るした。傘をまわすと、飛んでいるように見える。
 暗くなってお迎えに来た保育園のお母さんや子どもたちが大喜びしてくれた。狭い入り口を出たり入ったりするのも、傘をすぼめれば自由自在。

 今年はコマ回しに先立って、あやとりが大流行だ。お母さんたちが素敵なあやとりを編んでくれるし、(ボクもきりん組のゆうじ君から本格的な手編みのをもらったが)自分で見よう見まねで三つ編みで作っている男の子も見かけた。いまは女の子より男の子のほうが楽しんでやっているかもしれない。
 コマも次第に子どもたちに広まりつつある。年明けはベイゴマも盛んになるに違いない。ボクの切り紙は、忙しすぎて例年のように毎日は出来ないで二学期が終わろうとしているが、大好きで通っている子には今月で終わり、とは言えないでいる。手指の巧緻性を高める活動は、知的な発達にとって大きいと分かっているだけに、1月になれば「手紙ごっこ」も始まるこ

とだし、どうすればいいか悩んでしまう。…話は変わるが、伝承あそびを伝えようという1月19日(土)の親子そのまつりで、ボクは紙飛行機づくりを担当することにした。園児にはちょっと難しいのも作りたいので、子どものカブをあげたいお父さんの参加に期待したいと思っている。


 12月13日(木)晴れ
 今週は、表現活動の参観が年長組の人形劇を最後に無事終わって、ホッと一息なのだが、月曜日から焼いもが始まって、結構忙しい。
 もうボクがいなくても園長、主任、運転手といったメンバーで上手に出来るようになった。落ち葉焚きで焼いもとは、伝承したい日本の文化でもある。それは伝えたい“技”で、むかし人間のボクは、若い世代にもう教えたということだ。
 いなくても出来るが、もともと好きなほうだから、いればやってしまう。よく燃えても火力は上に向かうので、地面に並べたいもが焼けるには時間がかかる。だいたい30分だ。燃し続ければ、場所の悪かったいくつかを残して、焼きあがる。
 落ち葉でじっくり焼いたいもは、少し焦げ目があって、この上なくうまい。
 焼きたては持つ手が熱いし、いもはおいしいし、子どもはおしゃべりもせず黙々と食べる。
 去年は福島の原発事故のせいで落ち葉の放射能に不安な意見もあったが、危険がないかぎり伝承は守り伝えたい。今年は環境省や農林省や埼玉県など、ここはという官庁に意見を聞いて、この地域で焼いもをすることに心配はないと回答を得ての実施だった。問い合わせは念のためで、簡易な放射能測定器を持つ「その」としては、最初から不安はなかった。
 それより原発をなくすることを早く国の方針にして、危険の根源を除去して欲しいものだ。

 斎藤さん、三村さん、二人のピアニストの連弾でクリスマスコンサートを開いた。幼い子どもたちの感性に、このナマ演奏はどんな宝物を残してくれただろうか。
 去年までは斎藤さんのピアノと桜井さんのヴァイオリンでコンサートを開いたが、今年はピアノの連弾で、これはこれでよかった。ボク自身、身近に連弾を聴くのは初めてで、その重厚な音色に感動した。北海道に転居された元父母、昌浦さんがピアノ教室で使っていた立派なグランドピアノを寄付して下さってこの演奏会がある。感謝、感謝。


 12月8日(土)晴れ
 師走とはよく言ったもの、毎日が忙しすぎる。ひよこ組とすずめ組、2歳児の2クラス20人と「おじさんの畑」を耕してチューリップの球根を植えるようなこともやったが、このところ秋からずうっと続けてきた切り紙は、ほとんどできなかった。
 表現活動の保育参観の準備を手伝ったり、写真撮影も楽しんだ。今週は年長組が舞台稽古に入ったので、もっぱら舞台の前に陣取って「自己紹介」の写真撮りが午前・午後と続いた。座りっぱなしで写真撮影もくたびれる。
 二人の園長や二人の主任のように舞台の中で面倒を見るのと比べればラクなものだけど…。

 その人形劇もきょう無事終わった。保育園ができて、ホールも舞台も広く立派になり、家族のみなさんも見やすかったと思う。どのクラスもしっかり演じ切ることができた。一週間前はセリフを覚えきっておらず、声も小さければ、人形もよく見えなくて、どうなることかと心配だったが、年長になると「やる楽しさ」も、「見せたい意欲」も育っているのだろう。たちまち上達した。
 担任もがんばったが、小さい組の子と舞台稽古を見に来た先生たちが、励ましたり助言したりしてくれたのも大きい。園全体が年長組の人形劇を支援するのは「その」の伝統なのだ。
 右は、らいおん組の「おおかみと7ひきのこやぎ」の「おおかみ死んだ、おおかみ死んだ」と子ヤギが歓喜する場面、その下は今日演じ終えて舞台の前で観客に挨拶する子どもたちの歓喜の表情だ。どの子も美しく輝いて見えた。

 今年の年長組は保育園の建設にともなって、「その」から保育園に移動したきりん組の子どもたちと、「その」に残った3クラスの子どもたちに分かれた。そのために年中組の4クラスを再編成して、クラスの友だちがそろって進級するという伝統を崩した。その結果、先生も変わり友だちも変わっては年長組の課題がやり切れなくなるのではないかと

不安に思う父母が少なくなく、反対や抗議の意見 も多くて、説得に苦慮したことを思い出す。…あれから一年経つ。今までどおりの保育ができるよう全力をつくすと約束したが、10月の運動会や今日の人形劇は、そうした課題を乗り越えてきたことが重なって、喜びもひとしおだった。
 保育園のきりん組もがんばって立派に演じた。そして保育園の先生たちも初めての人形劇参観を全員参加で支えてくれた。若い保育園の先生たちに「早く年長組をやりたいって思ったんじゃないの?」と声をかけると、「いやぁ、10年早いです」と手を振った。しかし、見て、手伝って、みんな育っていく。


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