きりえ 「サッカーあそび」






 




 サッカーといってもボール蹴り遊びである。みんながボールを蹴りたい。勝った負けたは二の次だ。ゴールと決めたところに入れば「勝った、勝った」と喜ぶが、ゴールキーパーを置いて守ろうとする気持ちはなかなか出てこない。強い子、上手な子は蹴る方に回って、下手な子、弱い子に「おまえ、ゴールキーパーやれ!」と命令している。キーパーもしばらくすると退屈して(というのも、なかなかボールは来そうもないので)、やがて蹴り手に戻ってしまう。
 先生が入って最低のルールを確認すれば、テレビで試合は見ているから、大概のことは分かる。そんなサッカー遊びだが、ブラジルのプロ・サッカーになった卒園生がいる。怪我で大成できなかったようだが、いつかこの切り絵を見て、「これがボクの原点だ」と言ってくれた。嬉しいじゃないの。


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