きりえ 「ことろことろ」

 




 両手を広げた「親」の目の前に鬼がいる。鬼に「子」を取られないように、両手を広げて鬼の動きに合わせて立ちはだかる。子は左に右に逃げながら、手はしっかり仲間の服を離さない。勢いでもつれてコケてしまうこともある。
 …こんな遊びはこのごろさっぱり見かけない。「おしくらまんじゅう」とか、大勢で友だちの股ぐらに頭を突っ込んで馬を作り、後ろから飛び乗る「うまのり」も見かけない。
 地域の子ども集団の崩壊とともに、懐かしい遊びも姿を消していく。もしかして、地球の温暖化も影響しているのだろうか。肌をすりあい、ぶつかり合うような遊びは、寒さに耐え乗り越える手段だったのかも知れない。


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