きりえ 「こ  ま」

 




 こまを回すためには、まず紐が巻けなくてはならない。練習すれば、年長組になれば大概の子は紐が巻けるし、こまも回る。年長組が回すのを見て、小さい組の子もやりたくなる。真似っこは子どもの本性みたいなものだ。
 遅バスを待って異年齢で遊ぶ時間が刺激になって、年中組はじきに回せるようになる。年少組でもかなりの子が成功する。初めて回ったときの喜びは筆舌に尽くせない。くり返し、くり返し練習する過程は、粘り強さ、根気を養う黄金にも代えられない貴重なものだ。そして、ついに回せた達成感―「やったァ!」という満足感は、次の活動への意欲、自信につながっていく。
 このきりえのこまの紐は、こよりをボンドで貼って立体感を出した。


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