きりえ  「す も う」

 


 子どもはもつれ合うようにして遊ぶ。じゃれあう子犬のように。
 狭いところ、押入れの隅や階段の下などが好きだ。肌のぬくもりが恋しく、心を安らげるのかもしれない。
 それだけに、新学期の3歳児や4歳児はさわった、押した、じゃまだ、といったことでケンカになる。そんなにくっつかなければいいのに、広いところで遊べばいいのに、といっても、やはり人のそばがいい。
 じゃれあって遊ぶまでになるには、ぶつかり合い、ケンカもして、気心を知ることが肝心だ。それを仲立ちするのが先生の役割である。
 「ケンカをするのは悪い子です」と裁いていては、子どもは心を開いて遊べない。たとえケンカになっても、友だちのそばにいたい、いっしょに遊びたい気持ちを認めてあげたい。子どもの気持ちを聞き、子どもと一緒に考える。…子どもから学び、子どもに返す保育を大切にしていきたい。


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