きりえ 「なかよし」

 



 このきりえは、きりえを作り始めたころのものだ。
 その頃は、黒い色画用紙を切り抜き、裏から色画用紙を貼っていた。ある日、そうしたきりえの一つを譲った方の家で、色画用紙の色がすっかり褪めているのを見て、愕然とした。
 次に、アクリル絵の具で着色するようになった。色が褪めることがないようだったし、水彩画の絵の具と違って乾きが早い。朝日新聞の日曜版に、原田泰治さんがアクリル絵の具の素晴らしい絵を連載されていたのに影響されたこともあるかもしれない。
 最近は、和紙を染めて貼る。染色の基礎知識がないので、なかなか思った色に染まらない。気に入った厚みのある色は、やはり染め重ねないと出ないようだ。自宅に写真の暗室があるので、その流しで楽しんで染めている。
 さて、この絵のらせん状の滑り台は、むかし「小さい庭」と呼んでいたトンネル山にあった。今はその場所は、新園舎建設を承認するのと引き換えに、地主に返還して、畑になっている。きりえ「早春」の柳もその小さい庭にあった。

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